閉じる進学ラボ 〜私立中学・高校で学ぶ〜

和田さん
紹介


四谷大塚
入試情報センター
 限られた時間で全体像が分かる学校説明会

和田さん: 和田さん 学校説明会では、校風や教育の特色、学校運営で力が注がれているポイントなど、その学校のエッセンスを、現場の教員の肉声を通じて理解することができます。
学校紹介ビデオを自主制作して上映するなどの工夫も、随所に凝らされているので、限られた時間で、その学校の全体像を把握するには、絶好のチャンスといえます。 受験を検討している学校については、是非、参加しておきたいものですね。
ただし、説明会だけで学校のすべてが分かるか、というとそうでもありません。 説明会は、学校の良いところをアピールするために行われるものですし、時間の制約上、何もかもすべてを説明することは不可能、という事情もあります。
 自分の目で生徒の姿を見るのも大事

--: 説明を鵜呑みにせず、その学校の本当の姿を知るためには、どうすればいいのですか。

和田さん: やはり、実際の生徒の姿を自分の目で見ておくべきです。説明会の会場に向かう途中で、生徒の姿を観察してみる、あるいは、ちょっと教室を覗いてみる。そうしておくと、後で説明会で話を聞いたとき、その理解の深さが変わってきます。
説明会が、生徒のいない週末に行われる場合は、個別に、平日に学校を見学させてもらうといいでしょう。
事前に電話などでアポイントをとっておく必要はありますが、見学希望者には、どの学校でも随時、対応してくれるはずです。都合がつけば、文化祭を覗いてみるのもいいですね。文化祭なら、事前のアポも不要ですし、何より、教室から解放された生徒たちの姿を見ることができます。
なお、学校見学や説明会にはお子さまも一緒に出かけることをおすすめします。お子さまの反応で、その学校との相性も想像がつきますし、見学して本人が、その学校を気に入れば、その後の勉強への身の入り方も違ってきます。


 見学で得た印象を説明会で検証

--: 説明会と実際の生徒の姿を見ることの、両方から学校を理解することが大事だということですね。

和田さん: そうです。説明だけを鵜呑みにすることも、見学した印象だけで判断することも、どちらも危険です。 たとえば、見学をした時に、生徒の身だしなみのルーズさが気になったとしても、教員の説明を聞いて、その背景に、子どもの自由を尊重して自主性を伸ばす、という教育方針があることに共感できたとすれば、その学校に対する評価は違ったものになっていくでしょう。
自分の目で見た印象と引き合わせながら、説明の内容を理解していくことができれば、それに優る、説明会の活用法はないでしょうね。
もうひとつつけ加えておくと、いろいろな学校の説明会を覗いて見ることも大事です。第一志望校に限らず、受験する可能性が多少でもありそうな学校は、一通り、すべて回っておくべきです。そうすることで、学校を見る目も肥えていきます。




 最新の入試動向予測の中で合否予測が判断できる模擬試験

--: 模擬試験の結果も受験校を絞り込むうえで、重要な要素です。模擬試験の上手な活用の仕方について教えてください。

和田さん: 和田さん 私たちの塾では合不合判定テストと呼んでいますが、一般に模擬試験とか、公開テストなどと呼ばれる、こうしたテストは、お子さまの学力が、受験者全体の中でどの位置にあるかを客観的に知るために欠かせません。
そのメリットは、単に、成績の順位を知る、ということだけでなく、来年の受験動向が分かる、という点にもあります。 模擬試験の利用者は、次の中学入試を実際に受験する子どもたちですから、その状況を分析することで、来年の志望校の入試状況が分かるのです。
それぞれの学校の入試状況というのは、他校の日程との関係や、倍率の動向予測に対する反応、試験内容の変更など、さまざまな要因によって、毎年、変化しています。 それを、その時々の状況に応じて、予測していくことができるのが、模擬試験を利用する大きなメリットなのです。
予測の精度は、利用者が多いほど高まるので、規模の大きい試験を選ぶことが模擬試験の上手な活用法のひとつと言えます。
なお、テストは継続して受けることが重要です。1度限りでは、成績が良くても悪くても、偶然の結果だったのかもしれません。 継続して利用し、結果を分析することで、お子さまの本当の実力も分かり、合格予測の信頼性も高まっていきます。


 模擬試験の問題は教材としての価値も高い

--: 学習上の効果を高めるためのポイントは?

和田さん: 模擬試験は、教材としても有用です。入試問題は、学校のテストとはスタイルが大きく異なっていますが、模擬試験は入試問題を想定して作られているので、実際の入試の予行練習としても利用する価値が高いのです。 その価値を生かすためには、結果を見て終わりにするのでなく、できなかったところを見直し、どこで間違えたのかを分析して、次の学習につなげていくことが大事です。